
出発直前、スマホの充電残量が心もとない不安を一瞬で解消してくれるのがモバイルバッテリーですが、飛行機では容量オーバーで没収という冷や汗エピソードが後を絶ちません。リチウムイオン電池には発火リスクがあるため、持ち込み条件が細かく定められています。
この記事では、国内線・国際線で共通する基本ルールから航空会社ごとの細かな違い、スムーズに保安検査をクリアするコツまで解説します。
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なぜモバイルバッテリーの持ち込みには制限がある?

旅行の必需品とも言えるモバイルバッテリーには、高エネルギー密度のリチウムイオン電池が使われています。しかし、小さくても火種になり得る燃料タンクであり、実際に近年では貨物室で発火しかけた事例が複数報告されてります。
その便利な半面、衝撃・過充電・製造不良が重なると過熱・発火の恐れがあるため、ICAO(国際民間航空機関)は世界共通のガイドラインで輸送方法を細かく定めています。これによって、客室乗務員が異常を察知しやすく、機内全体の安全を守れるのです。
モバイルバッテリーを飛行機に持ち込むためのルール3つ

1.容量上限は160Wh以下
160Whを超えるものは基本預け入れも持ち込みも不可となっています。
2.100Wh~160Whの場合は通常1人2個まで持ち込み可能
100Wh以下は個数の明確上限がないが、あくまで個人使用範囲内が目安です。
3.預け入れ手荷物には入れない
貨物室では異常発生時の初期消火が困難なため、必ず機内持ち込み手荷物へ。
モバイルバッテリーの持ち込みに関する共通点と違い|国内線VS国際線

共通点
- 本体にWh表示がない製品は没収対象になりやすいです。
違い
- 100Wh~160Wh以下の扱いが分かれやすい。国内大手(JAL・ANA)は事前承認不要だが、シンガポール航空やチャイナエアラインなどは事前申請が必須です。
- 機内での使用や充電可否は航空会社によって温度差あります。特にアジア系を中心に、全面禁止へ傾く動きが加速中。
Wh(ワットアワー)の計算方法と確認ステップ

1.ラベルを探す
多くは製品背面に3.7V/10000mAh=37Whのように併記されています。
2.計算式で自分でも検算
Wh=mAh×V÷1000で検算してみてください。
3.数字が見当たらない場合
購入サイトのスペック表をスクリーンショットし、搭乗一週間前までに航空会社の窓口へメールで照会すると、承認書がPDFで届くケースが多いです。
モバイルバッテリー持ち込み前のチェックリスト

- 外観:凹み・割れ・端子のぐらつきがないか。
- 膨張:側面が丸く盛り上がっていないか。
- 発熱・異臭:満充電後に触れないほど熱くならないか、樹脂が焦げた匂いはしないか。
- 端子保護:金属同士が触れてショートしないよう、マスキングテープで覆うか耐火ポーチへ。
- ラベル鮮明度:印字が消えかけていると現地係員に容量不明と判断されやすい。
人気航空会社別!モバイルバッテリー持ち込みルール早見表

航空会社 | ~100Wh | 100Wh~160Wh |
JAL/ANA | 制限なし | 2個まで、申請不要 |
AIR DO/オリエンタルエアブリッジ/ソラシドエア/スカイマーク/スターフライヤー/ピーチ/ジェットスター/スプリングジャパン | 制限なし | 2個まで、申請不要 |
大韓航空/アシアナ航空/チェジュ航空/ジンエアー/ティーウェイ航空/エアソウル/エアプサン/イースター航空/エアプレミア/エアロK | 5個まで | 2個まで、要申請 |
シンガポール航空/エバー航空/デルタ航空 | 20個まで | 2個まで、要申請 |
※表は要点をまとめたものです。最新条件は必ず搭乗24時間前までに各社公式サイトで再確認してください。
スムーズに保安検査をクリアするコツ5つ

1.検査トレー専用ゾーンを作る
バックパックの最上段に、ノートパソコンやタブレット、モバイルバッテリーなどをまとめて収納しておくと、列に並びながらファスナーを開けるだけでトレー投入が完了できます。
2.100ml以下の液体は透明ポーチ+外ポケット
ビニール袋のままバッグ深くに入れると取り出しに時間がかかります。薄い化粧ポーチ型にまとめ、機内持ち込みバッグの外ポケットへ入れましょう。
3.チェックしやすいコーデは鉄則
ハイカットスニーカーと金属バックル付きベルトは、検査レーンの混雑を招く代表格。スリッポン+布ベルトなどを選ぶだけで、靴を脱ぐ手間と再装着のイラつきが消えます。
4.モバイルバッテリーのWh数を事前メモ
係員に容量を聞かれた際、端末背面を探してまごつくと列がストップ。計算済みの「◯Wh」をスマホにメモしておくと、サッと提示するとスムーズです。
5.ピーク30分前を狙って列に並ぶ
出発便が集中する1時間前からレーンは混雑しがちです。搭乗時刻の1時間30分~2時間前を目安に検査場へ向かえば、ビジネス客の波が引き始める谷間に突入可能。結果的にラウンジで過ごせる時間が伸びてお得です。
ルールを守って、安全で快適なフライト体験を楽しもう!

モバイルバッテリーの容量と個数をチェックし、預け入れ禁止ルールや事前承認のポイントさえ押さえておけば、保安検査は驚くほどスムーズ。正しい知識とちょっとした準備で、旅のストレスをゼロにして、雲の上の時間を思いきり満喫しましょう!