フィンランド旅行に必要な費用はいくら？安い時期とベストシーズンを解説

フィンランドは北欧の国で、四季折々の美しい自然やサウナ文化、モダンなデザインが魅力です。初めてのフィンランド旅行なので、必要な費用を知りたい方は多いでしょう。この記事では、フィンランド旅行に必要な費用や安く旅行するためのお得な方法を紹介します。

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フィンランド旅行に必要な費用はいくら？

航空券費用

フィンランド旅行の航空券費用の目安は、25万円～（往復）です。

東京からフィンランドの首都であるヘルシンキへは、直行便が就航しています。JALとフィンエアーの2社が直行便を飛ばしており、フライト所要時間は片道約13時間です。往復の航空券料金は日程や旅行時期によって異なりますが、一般的には25万円前後が相場です。どうしてもフライト費用を抑えたい方はLCCを利用してもいいでしょう。しかし、LCCは荷物の持ち込み制限や到着する空港が遠い場合があるので、事前に確認してください。

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ホテル代

フィンランド旅行のホテル代の目安は、1泊あたり15,000円です。

フィンランドのホテル費用は1泊あたり30ユーロから500ユーロまで幅広く、予算に合わせて選べます。格安ホテルでも清潔で快適な宿泊ができますが、高級ホテルには上質なサービスと設備が揃っています。

首都ヘルシンキ周辺はホテルの数が多いですが、タンペレやサーリセルカはホテルの数が多くありません。どうしても宿泊したい場合は早めの予約をしましょう。フィンランドのホテル2名1室の1泊あたりの料金をまとめました。

１つ星ホテル

• 平均価格：30-60 EUR/泊
• 格安ホテル：25-35 EUR/泊

２つ星ホテル

• 平均価格：50-90 EUR/泊
• 格安ホテル：40-60 EUR/泊
• 高級ホテル：90-130 EUR/泊

３つ星ホテル

• 平均価格：80-120 EUR/泊
• 格安ホテル：60-80 EUR/泊
• 高級ホテル：130-200 EUR/泊

４つ星ホテル

• 平均価格：100-180 EUR/泊
• 格安ホテル：80-120 EUR/泊
• 高級ホテル：200-300 EUR/泊

５つ星ホテル

• 平均価格：200-500 EUR/泊
• 高級ホテル：500 EUR/泊以上

食費

フィンランド旅行の食費代の目安は、1泊あたり15,000円です。

• 朝食：1,000円～1,500円
• 昼食：2,000円～3,000円
• 夕食：5,000円～7,000円
• カフェ：1,000円～1,500円

フィンランドは、北欧の中では物価が安いといわていますが、それでも1日1万円はかかるでしょう。地元のスーパーをうまく活用するなどして、フィンランドでの食費を節約してください。フィンランドの代表的な人気グルメをお伝えします。

朝食

• プリンssi（シンプルなヨーグルトとシリアルの組み合わせ）
• カリカリに焼かれたパンリーとクランベリーのジャム
• オーツ麦粥（パンや卵などの付け合わせが一般的）

昼食

• サーモンやカニのサンドイッチ
• シカの肉やリンゴ、ジャガイモを使ったシチュー
• 魚のフライやリースカと呼ばれるフラットブレッド
• キャベツと肉の煮込みキャベツ・ラッパカルピッソ

カフェ

• ライ麦粉と米粉で作られるペストリー
• シナモンロール
• ラスク（フィンランドのパンリーを使ったサンドイッチ）

夕食

• リンゴを使った肉の煮込みリウカアッキ
• フィンランドのソーセージヴェネやキャベツのロールキャベツカーリンカ
• シカやエルクの肉料理パウリパヴォ

お土産代

フィンランドのお土産代の目安は5,000円～です。

フィンランドに限らず、海外旅行ではお土産選びが楽しみという方も多いでしょう。そのため、お土産費用は人によって変わります。人気のお土産を紹介しますので、参考にしてください。

• マルメロジャム - 伝統的なフィンランドのジャム
• クマのぬいぐるみ - 北極圏に生息するクマｈｓモチーフ
• フィンランド製のナイフ - 美しいデザインと耐久性が特徴
• サーミ人のアクセサリー - 美しく個性的なデザインが特徴
• リコリス - フィンランドのお菓子
• フィンランド製のビール - 風味豊かで高品質なフィンランド製のビール
• オーロラグラス - オーロラを美しく映し出します。
• バーズマスク - フィンランドの森に生息する野鳥をモチーフにしたマスク
• クランベリージュース - フィンランド原産のクランベリーを使ったジュース
• キャンドル - 冬の長い北欧地域で重宝されるキャンドル

交通費

フィンランド旅行の交通費目安は、1日あたり2,000円～です。

フィンランド旅行でのおもな交通手段はバス、地下鉄、タクシーです。ヘルシンキ市内にはトラムも走っているので、とても便利ですよ。フィンランドのおもな交通機関を紹介します。

地下鉄

ヘルシンキ市内には地下鉄路線があり、運賃は1回の乗車で2.80ユーロです。1日有効のチケットもあり、大人用は24時間有効で12ユーロとなっています。

バス

ヘルシンキ市内のバスの運賃は地下鉄と同じく、1回の乗車で2.80ユーロです。バスには24時間有効のチケットもあり、大人用の場合24時間有効で12ユーロとなっています。

タクシーの場合

タクシーの運賃は地域やタクシー会社によって異なりますが、ヘルシンキ市内の基本料金は5.90ユーロで、1キロ当たり1.56ユーロの距離料金がかかります。ヘルシンキ市内から空港への移動の場合、料金は約50-60ユーロになることが多いです。

なお、チップは必ずしも必要ではありません。払う場合はメーター料金の10%、もしくはお釣りの端数を渡すくらいで充分です。

観光・アクティビティ費用

フィンランド旅行の観光・アクティビティ費用の目安は、1箇所あたり2,000円です。

フィンランド観光で定番のオーロラ鑑賞は、夜だけの日帰りツアーの相場は1人あたり約2万円からです。ツアーによって価格に変動はありますが、オーロラ鑑賞という経験は何度もできるものではありません。ぜひ、参加してみてください。

そのほか、代表的なフィンランドの観光スポットと料金はこちら。

Wi-Fi・通信費用

フィンランドでの通信費用の目安は、1日あたり無料～1,500円です。海外でスマートフォンを利用する方法は、おもに以下の3つ。

• ヨーロッパ専用のeSIM
• モバイルWi-Fiルーター
• SIMカード

おすすめはヨーロッパ専用のeSIMです。eSIMとは、Embedded（埋め込み） SIMという意味のこと。物理的な形状を持たないため、わざわざ小さなピンでSIMトレイを開ける手間や間違ってSIMカードを落としてしまう心配はありません。日本では2018年にeSIM対応端末が導入され、以降は利用者が急増しています。フィンランドの空港に降り立った瞬間からスムーズにインターネットができるのはeSIMの大きなメリットです。

海外保険費用

フィンランド旅行の海外保険費用の目安は、1日あたり1,500円～です。たとえ1泊2日の短期滞在でも、海外ではどんなトラブルが発生するかわかりません。病気や盗難に備えて海外旅行保険への加入をおすすめします。

フィンランド2泊4日の海外保険に加入する場合、3,000円～が目安です。高額な保険になると、緊急歯科治療や弁護士費用など付帯されます。保険の内容をよく確認して、あなたに必要なぶんだけ加入しましょう。

ビザ取得費用

日本国籍を所有する方が一般的な旅行でフィンランドへ訪れる際、90日以内の観光、商用、知人訪問等を目的とするのであれば、査証（ビザ）は不要です。ただし、パスポートの残存期間はフィンランド出入国時点で3か月以上あることが求められます。

なお、2023年11月よりにEU諸国に渡航する際はETIAS（エティアス）への申請が必要となります。申請しないと入国できませんので、注意しましょう。詳しい情報は、 ETIAS公式サイトをご覧ください。

4泊6日のフィンランド旅行の費用

4泊6日のフィンランド旅行の費用は、1人38万円が目安です。

1週間のフィンランド旅行の費用

1週間のフィンランド旅行の費用は、1人48万円が目安です。

知っておきたいフィンランド旅行の基本情報

旅行に行く前に、フィンランドの基本情報をおさらいしておきましょう。フィンランドの物価やベストシーズンなど、知っておくと役に立つ情報を紹介します。　

フィンランド旅行の物価について

基本的に、フィンランドの物価は日本より高めです。旅行中に必要なものは、できるだけ自宅から持っていくと良いでしょう。

2023年12月現在、フィンランドのレートは1ユーロ＝161.13円前後で推移しています。たとえば、200ユーロのお土産は200×161.13円＝32,200円で購入できる計算です。フィンランドの物価を表にしてまとめました。

※実際の価格は店や地域により異なります

フィンランド旅行のベストシーズンについて

季節によって、フィンランドで楽しめるアクティビティや景色が異なります。あなたが行きたいアクティビティや見たい景色を考慮してベストシーズンを選ぶと良いでしょう。フィンランドの気温の特徴と注意点をまとめました。

【フィンランドの気温の特徴と注意点】

フィンランドの入国制限について

2022年7月1日以降、フィンランド渡航に際してのCOVID-19に関する証明書または同等の証明書（陰性証明など）の提示は「不要」となりました。入国制限は一切ありませんので、安心してお出かけください。詳しくは、外務省安全ホームページをご覧ください。

日本とフィンランドの時差について

日本は、フィンランドより6時間早く進んでいます。たとえば、日本の日曜日の17:00は、フィンランドの日曜日11:00です。サマータイムになると、日本の方が6時間早く進むようになります。

フィンランド旅行の費用を抑える3つのコツ

フィンランド旅行の費用を抑えるコツを3つ紹介します。

1.オフシーズンに旅行する

フィンランドは観光シーズンになると宿泊費や交通費が高騰します。オフシーズンであれば、格安で宿泊できる場合があります。観光地も混雑していないため、ゆっくりと観光を楽しめるでしょう。

2.自炊をする

フィンランドはレストランやカフェが高い傾向にありますので、自炊すれば節約できるでしょう。スーパーマーケットで買い物をして、ホテルやホステルにあるキッチンを利用して調理すれば、かんたんに食費を節約できます。

3.公共交通機関を利用する

フィンランドのタクシーは高く、交通費がかかってしまうことがあります。公共交通機関を利用すれば、格安で移動することができます。ヘルシンキでは市内の主要な観光スポットを結ぶバスやトラムが充実しているため、効率的に移動することができます。

フィンランド旅行についてよくある質問

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